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2019年8月7日(水)

噴火警戒レベルに不安

大涌谷 畑野議員ら箱根聞き取り

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(写真)加藤所長(左)に話を聞く(右から)君嶋、大山、畑野、山田の各氏ら=6日、神奈川県箱根町

 日本共産党の畑野君枝衆院議員は6日、神奈川県温泉地学研究所(箱根町)を訪れ、加藤照之所長から、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)となっている大涌谷(おおわくだに)周辺の現状について聞き取りました。

 気象庁は5月19日、同月18日から火山性地震が急増したとして、箱根山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2に引き上げました。

 箱根山の噴火警戒レベルが2に引き上げられたのは、2015年5月以来のこと。同年11月には1に引き下げられ、大涌谷周辺への立ち入り規制は16年7月から一部を除いて解除されていました。

 現在は、大涌谷周辺に通じる県道やハイキングコースが通行止めになり、同町の観光の目玉のひとつである箱根ロープウエーも全線運休しています。

 聞き取りには、大山奈々子、君嶋ちか子の両県議、山田和江町議が参加。山田町議は、レベル2が長引いて地元経済への悪影響も増す中で、住民からは「いつまで続くのか」との不安が寄せられていると話しました。

 加藤所長は、まだレベル引き下げの基準まで達していないものの、住民の不安はもっともだと述べ「さまざまなリスクを最小限にするために、住民と自治体とが考えることも必要だ」と指摘。畑野氏が「議論を重ねていかなければなりませんね」と応じました。


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