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2019年8月4日(日)

夜間中学を増やそう

大阪でシンポ 各党議員出席

畑野氏が参加

写真

(写真)夜間中学校を増やそうと開かれたシンポジウム=2日、大阪市

 公立夜間中学校の増設を求める「夜間中学校を増やそう、充実させようシンポジウムin近畿」が2日、大阪市内で開催されました。全国夜間中学校研究会と夜間中学等義務教育拡充議員連盟の共催。超党派の同議員連盟から各党の国会議員が出席し、日本共産党からは畑野君枝衆院議員が参加しました。

 政府は、公立夜間中学を少なくとも都道府県に1校設置するとしていますが、現時点で33校にとどまり、約半数が東京都と大阪府など大都市圏に集中しています。

 シンポジウムでは、貧困や不登校、在日外国人など、さまざまな理由から義務教育を受けられなかった当事者や、自主夜間中学の学習者が発言しました。

 「読み書きができず、母親からの手紙が読めず、返事もかけなかったが、今では手紙が書けるようになった」「知らないことがわかるって本当に楽しい」など、夜間中学校が、不安や劣等感をのりこえ、生きる自信を取り戻す場となっていることが、生き生きと語られました。

 閉会のあいさつで畑野氏は、「夜間中学校には、『学ぶことは生きること』という教育の原点がある。夜間中学校を全国に広げるため、力を合わせましょう」と述べました。


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