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2019年7月21日(日)

首相演説 聴衆排除に抗議

国民救援会・自由法曹団・党道委

 安倍首相の街頭演説に「増税反対」「安倍辞めろ」と声を上げた聴衆が多数の警察官に取り囲まれ、腕をつかまれて排除されるという事態が発生した問題で、国民救援会北海道本部と自由法曹団道支部は19日、北海道警察の山岸直人本部長に強く抗議しました。

 救援会道本部の守屋敬正会長と自由法曹団道支部の佐藤哲之支部長らが道警に申し入れ書を手渡しました。

 事態は15日の札幌市中央区で発生。大学生の女性は、首相の演説中、聴衆の後から「政権に不満や不安を伝えたくて、意を決して初めて上げた声だった。すぐに警察官に囲まれ、両脇を抱えられるように隅に追われた」(北海道新聞18日付)といいます。

 申し入れは、公職選挙法225条(選挙の自由妨害)に該当しないのは明白で、道警が時の政権におもねり、公権力が権力者への批判を強制的に封じ込めることにつながりかねないと強調。「責任の所在を明らかにし、二度と同様の事態を引き起こさないよう強く求める」としています。

 日本共産党道委員会(青山慶二委員長)は20日、抗議声明を発表しました。道警の行動が表現の自由への侵害であり、「不特定多数の市民が集う街頭で警察権力が、時の政権の意に沿わないと判断し、排除することは政治弾圧そのもので、断じて許されない」と強く批判。法的根拠も含め、道民の納得がいく説明と検証、再発防止を求めています。


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