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2019年7月20日(土)

政見放送の字幕・手話 聴覚障害者に好評

“共産党が見やすかった” 関東7都県

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 政見放送が何を言っているのか分からない――。聴覚障害者にとって、避けたい現実です。関東7都県(東京、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、神奈川)で、今回の参院選の選挙区の政見放送に政党として字幕と手話をつけているのは、日本共産党と公明党だけだということが分かりました。2000年から継続して両方つけているのは共産党だけです。

 東京都新宿区の党後援会員が7都県の参院選の選挙区立候補者53人の政見放送をチェックしました。字幕・手話ありが21候補。字幕のみは12候補。手話のみは10候補。字幕・手話なしは10候補でした。

 聴覚障害者には、手話は分かるが字幕は苦手な人、手話が分からず字幕が必要な人など、さまざまな人がいます。すべての聴覚障害者の参政権を保障するには、字幕と手話の両方が必要です。

 同後援会員によると00年から19年まで字幕・手話両方を政見放送につけていたのは、日本共産党だけでした。

 政見放送に手話通訳導入が可能になったのは1995年の参院選からです(比例代表のみ)。日本共産党は政見放送への字幕・手話の義務化を国会で取り上げ、追及。障害者団体の運動もあり実現しましたが、義務化はされていません。参院選の選挙区で字幕・手話付きの政見放送ができるようになったのは今回からです。

 昨年3月の衆院予算委員会で、日本共産党の宮本岳志議員(当時)は、参院選挙区について「少なくとも、国政選挙の政見放送は手話と字幕の両方をつけるべきだ」と要求しています。

通訳者が大きい

 聴覚障害がある高岡正さん=東京都文京区=の話 手話通訳者の画面に映る大きさで言うと日本共産党が候補者、党首とも11%(全画面比)と一番大きく見やすかったのではないかと思います。日本共産党はろう者、難聴者にも政策、政見を伝えようとする姿勢が表れていると思います。


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