しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年7月15日(月)

自民党が“ぐるみ選挙”

上司が候補後援会加入求める

理学療法士業界

 自民党が参議院選挙でさまざまな業界団体と“ぐるみ選挙”を展開しています。理学療法士の業界政治団体「日本理学療法士連盟」(連盟)では、田中昌史前会長が自民党から参院比例に立候補。ある病院では業務時間中に上司が田中氏の後援会に加入するよう求めるなどの事態も起きています。

 東京都内に住む男性には、参院選公示前に田中氏の参院候補としての活動を紹介するニュースと自民党機関紙が送られてきました。ニュースには「田中まさし後援会にご入会頂いた方にニュースをお送りしています」と記してあります。紹介者欄には、理学療法士でもある親族の名前が書いてありました。

 男性は後援会の加入申し込みをしていないため、この親族に問い合わせをしました。すると「病院で上司から業務時間中に、知り合いの名前、住所を書くように求められた」とのことでした。男性のもとには公示後に田中氏の選挙はがきも届きました。

 田中氏は、理学療法士の業界団体「日本理学療法士協会」の理事で、連盟では現在、顧問を務めています。


pageup