しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年7月7日(日)

共産党躍進でくらしに希望、ジェンダー平等の社会を

千葉で志位委員長

浅野氏押し上げを

写真

(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=6日、千葉県習志野市

 参院選公示後、初めての土曜日となった6日、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進をめざして、日本共産党の志位和夫委員長は、千葉県習志野市の津田沼駅前で演説しました。志位氏が「比例代表で日本共産党を広げ抜いて7人以上の当選と、改選数3で大接戦となっている千葉選挙区で浅野ふみ子さん押し上げて、『希望と安心の日本』をつくりましょう」と訴えると、1、2階デッキに鈴なりとなった聴衆から大きな歓声と拍手が響きました。

 比例代表の、しいばかずゆき候補は、「コンビニオーナーの命と健康が奪われかねない状況の中で、日本共産党の国会追及が大きな希望になっている。働く者の命と尊厳を守る取り組みをさせてほしい」と呼びかけました。

 千葉選挙区の浅野候補は、「学費の負担軽減、子育て支援に、命を守る税金の使い方に変えていこう。災害から命を守る仕事をさせてほしい」と訴えました。

 千葉9区市民連合共同代表の清田乃り子弁護士が支援を訴えました。

 志位氏は、大争点になっている年金問題、消費税10%増税、家計の支援、憲法問題、ジェンダー平等などで、日本共産党の提案を詳しく訴え。

 この中で、消費税10%増税で、安倍晋三首相が「内需は堅調」と増税は中止しないと言明していることを告発。「どこをみているのでしょうか。今の経済状態は、2014年の8%への増税の痛手から回復していないところに最大の特徴があります」と強調し、8%の増税前に比べて家計消費で年間25万円、実質賃金で10万円、それぞれ減っていると指摘。前日に京都市で仏具店を訪問した際、店主が「8%のおかげで、めっきりお客さんが少なくなった。10%に上げられたら、お店を閉めるしかありません」と語っていたことを紹介し、「これが多くの方の実感ではないでしょうか。『お店を閉める前に、安倍政権を“閉店・廃業”させましょう』と申し上げたことを報告したいと思います」とのべると、大きな拍手が湧き起こりました。

 その上で、「税金のあり方を決めるのは、主権者である国民のみなさんです。野党を勝たせてもらい、日本共産党を伸ばしに伸ばしてもらい、消費税10%を必ず止めましょう」とよびかけ。「くらしに希望を―三つのプラン」を詳しく紹介し、「消費税に頼らない別の道」で実現すると訴えました。

写真

(写真)しいば(右)、浅野(中)の両候補とともに訴える志位委員長(左)=6日、千葉・JR津田沼駅

 民主主義の問題でも大きな争点があると語った志位氏は、「政治分野における男女共同参画法」施行後、初めての国政選挙として、ジェンダー平等に対する姿勢が問われていると語りました。

 国際労働機関(ILO)で、世界で初めてハラスメント禁止条約が圧倒的多数で採択されたことに言及し、「日本経団連は棄権しました。セクハラ・パワハラ、企業の中で結構とでもいうのでしょうか。恥ずかしいですね。でも、世界の流れが、ジェンダー平等、ハラスメントの禁止に大きく向かっていることも大きな希望ではないでしょうか」と強調しました。

 ジェンダー平等は、女性だけの問題ではなく、育児休暇がとりにくいなど男性の問題でもあり、国民全体の問題だと指摘。「ジェンダー平等は、すべての人の人権と尊厳を大切する社会への扉を開くものです。国内外の希望ある流れを力に、ジェンダー平等・後進国から抜け出すときではないでしょうか」と訴えました。

 日本記者クラブの党首討論会で、選択的夫婦別姓の賛否を問われて、安倍首相だけが賛成しなかったことを紹介し、「世界で婚姻にさいして一つの姓を強要する国は日本だけです。早く民法を改正し、選択的夫婦別姓を実現しましょう。そのためにも安倍政権には退場してもらいましょう」と力を込めました。

 千葉選挙区で唯一の女性候補である浅野候補を勝利させ、「力をあわせて、日本からあらゆる差別をなくし、誰もが尊厳をもって自分らしく生きられる社会をつくりましょう」とよびかけました。

 志位氏が、市民と野党の共闘の勝利と、「財界中心」「アメリカ言いなり」という二つのゆがみを正す日本共産党の躍進を訴えると、デッキをうめた多くの聴衆から盛大な拍手と歓声がおこりました。


pageup