しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年7月4日(木)

2019参院選 激戦ルポ

青森 共闘に誠実な共産党に期待

 「1人区の参院青森選挙区で3年前と同じ結果を一緒に出す」―。市民と日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党が推す弁護士の小田切さとる統一候補(61)=新=を勝利させ、安倍自公政権を倒そうと市民と野党の共闘が新たな広がりをみせています。(青森県・藤原朱、名越正治)


写真

(写真)声援に応える(右から2人目から)小田切統一候補、共産党の笠井、さいとう、高橋の3氏=6月23日、青森市

 始まりは3年前と同じ5月3日の憲法集会です。小田切氏が駆けつけ「9条改憲阻止と安保法制(戦争法)廃止へ力を合わせて頑張ります」と表明しました。前回は連合青森の内村隆志会長が初めてあいさつしました。

 今年は、団体と野党の各代表が「憲法をしっかり守るため、野党と力を合わせて奮闘する」とリレートーク。

 同選挙区に立候補を表明していた日本共産党のさいとうみお氏=当時=が小田切氏と笑顔で握手しました。翌日、地元紙も掲載。再び市民と野党の総決起の場となりました。

信頼広がる

 市民と野党の共闘勝利へ誠実に活動する日本共産党への信頼と期待が広がっています。

 「あれが偉いよ」。ある連合関係者がこう語るのが、野党一本化に伴い、衆院青森1区候補に回ったさいとう氏です。連日街頭でマイクを握っています。

 「1年間、候補者活動を続け、じぐじたる思いもあるだろう。統一候補勝利へ懸命だ」

 4月の県議選で県連幹事長、筆頭副会長ら現職4人が落選した自民党。現職の滝沢求参院議員(60)の15日の事務所開きには衆院議員や県議・地方議員を総動員し「『3年前と同じ轍(てつ)を踏まないよう一丸となって頑張ろう』と陣営を鼓舞した」(「デーリー東北」16日付)と引き締めに躍起です。

 “老後資金が2000万円足りない”との報告書を「なかったこと」にした麻生金融相に怒りが沸騰。「年に2019万円も飲み食いする大臣に庶民の苦しさがわかるのか」とどこでも対話になります。

のぼり並ぶ

 津軽地域で自民党県議を応援したある市民団体代表は「地元県議を応援している。自民党を応援していない」と前置きし「安倍政権はアメリカのための政治。軍事に何兆円も使う金を年金に回せ」と語気を強めました。

 小田切氏勝利をと、さいとう氏が訴えていると知り「共産党がそこまでやってくれているのか。参院選は徹底的にやろう。選挙区は統一候補、比例は共産党を広げる」と担い手を引き受けました。

 6月11日には小田切、さいとう両氏がそろって青森市で訴え。「立憲民主党と共産党ののぼりが並んでいる」と注目を集めました。

 笠井亮政策委員長・衆院議員を迎えた6月23日の青森市での街頭演説。終了後、聴衆が何度も「頑張ろう」と唱和し、車上の笠井氏と高橋千鶴子衆院議員、小田切、さいとう両氏が「頑張ろう」とコールを響かせました。


pageup