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2019年6月27日(木)

「生活できる年金払え」

官邸前で緊急抗議

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(写真)首相官邸に向かって「年金返せ」「年金払え」と訴える人たち=26日、東京都千代田区

 老後までに2000万円の貯蓄が必要などとする金融庁審議会の報告書をきっかけに、大問題になっている年金についての緊急抗議が26日、首相官邸前で行われました。参加した550人(主催者発表)は、「安倍政権は責任放棄するな」と怒りの声をあげました。

 「生活できる年金払え」「100年安心どこ行った」のコールが響いた官邸前。集まった参加者らが次つぎとマイクを握り訴えました。

 東京大学名誉教授の広渡清吾さんは、報告書の受け取りを拒否した安倍政権を批判し、「事実が書かれているのになぜ受け取らないのか。そうすれば国民をだませると思っているからです。私たちは怒りを広げ、参院選で安倍政権を必ず倒さないといけない」と語りました。

 日本共産党、無所属の国会議員も駆けつけました。共産党の宮本徹衆院議員は、「政治がやるべきことは実態の隠ぺいではなく、これからの年金制度について議論することです」と強調。参院選で安倍政権に市民と野党の共闘で審判を下し、誰もが安心できる年金制度を実現しようと訴えました。

 抗議は、「憲法9条を壊すな!実行委員会」と市民有志が呼びかけました。


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