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2019年6月23日(日)

参院選勝利へ各地で演説

暮らし守る提案に拍手

東京・荒川 市田副委員長

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(写真)訴える市田副委員長(壇上)=21日、東京都荒川区

 東京都荒川区で21日、日本共産党荒川地区委員会は、市田忠義副委員長・参院議員を迎えて初めての屋内演説会を行いました。市田氏は参院選での市民と野党の共闘勝利と党の躍進を訴えました。

 市田氏は冒頭、「命と暮らしがかかった選挙が目前に迫っている」と切り出しました。年金問題では「生活できる年金に底上げするのが政府の責任だ」と安倍政権を批判。党政策の「暮らしに希望を―三つの提案」を紹介すると、会場からは大きな拍手が起きました。

 市田氏はまた、党名に込められた意義について理念・歴史・語源の角度から説明し「知名度抜群の日本共産党の党名の由来と値打ちを、皆さん大いに広げよう」と呼びかけました。

 原純子参院比例予定候補が、福祉現場に携わってきた経験を語り「福祉現場で考えてきたこと、課題だと思ってきたことを政治の場で一つひとつ実現していくために全力を尽くします」と訴えました。

 大東文化大学名誉教授の尾花清さんは「今度の参院選は、改憲を進める自民党に野党が一致団結して向かっていく大事な選挙です」と訴えました。

石川2カ所 市田副委員長 井上比例予定候補 田辺統一予定候補

 日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は22日に石川県入りし、党国会議員を初めて迎えた能登町、そして野々市(ののいち)市の演説会で「市民と野党の統一予定候補・田辺とおる氏(国民民主党公認)勝利と共産党躍進で安倍政治にサヨナラし、くらしに希望の持てる日本を」と呼びかけました。

 市田氏は、国民に広がる年金不安の解消には「生活できる年金に底上げすべきだ」とし、年金給付水準を引き下げる「マクロ経済スライド」の廃止が必要だと指摘。「高額所得者優遇の厚生年金保険料の見直しなどで、制度の廃止は可能になる。『減らない年金』を実現させよう」と訴えました。

 田辺氏は、ドイツでのオペラ活動の経験から日本の労働条件の遅れを実感したと述べ、参院選に向け「自民党に勝つために、共産党の皆さんの力を貸してほしい」と語りました。

 井上さとし参院議員・比例予定候補は、志賀(しか)原発周辺の活断層を調査した取り組みを振り返り「いまだ発見されていない活断層は多い。志賀原発を廃炉にし、能登を再生可能エネルギーの花咲く地域にしよう」と話しました。

 野々市市では参院選立候補を取り下げた西村祐士氏(共産党県書記長)が、田辺氏勝利へ力を尽くす決意を表明しました。国民民主党県連代表の一川政之氏、いしかわ市民連合共同代表の須藤春夫氏があいさつしました。粟貴章市長のメッセージが紹介されました。

 能登町では、共産党の藤野やすふみ衆院議員のメッセージが紹介されました。

東京・福生 市田副委員長 吉良予定候補

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(写真)市田副委員長の話に拍手で応える参加者=21日、東京都福生市

 日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は21日、在日米軍横田基地がある東京都福生市での演説会で、吉良よし子参院議員・東京選挙区予定候補とともに「安倍改憲さようならの審判を今度の参院選でご一緒にくだそう」とよびかけました。

 会場は参加者で満員になり、ロビーに用意されたモニターでも演説に耳を傾ける人の姿がありました。

 市田氏は、消費税10%増税中止、くらしに希望をもたらす「三つの提案」とその財源を語るとともに、安倍自民党の9条改憲を批判。自身の母親の言葉も紹介しながら、痛苦の教訓のもと不戦を誓って勝ち取ったのが憲法9条だとのべ、9条生かした平和外交で平和と安全を守る共産党の対案を語りました。

 この中で市田氏は、「主権が侵されているのは沖縄だけではない」と、夜遅くまで爆音と振動に悩まされる在日米軍横田基地周辺の住民の声を紹介。「植民地的な日米地位協定の締結以来60年間、一度も改定していない。抜本改正で当たり前の主権国家の道を歩もう」と呼びかけると、会場から大きな拍手が起こりました。

 吉良氏は「横田空域の返還や日米地位協定見直しのためにも国民の立場で米国にもの言える政府こそ必要。米国言いなりの安倍政権のもとでの改憲なんて絶対に許さない」と力を込め、野党の勝利と党躍進を訴えました。

 昭島市の女性(36)は「低空で米軍機が飛んでくるたび、2歳の子どもは『こわいこわい』としがみついてくる。私たちの生活の中を平和にしてほしい」と、吉良氏と共産党への期待を語りました。

大企業優遇政治ただす

山形 山下副委員長 紙比例予定候補 はが統一予定候補

 山下よしき副委員長・参院議員(比例予定候補)、紙智子参院議員(比例予定候補)を迎え、参院選で市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進をめざす街頭演説が22日、JR山形駅前で行われ、駅前が熱気に包まれました。

 山下氏は、消費税増税ストップ山形県ネットワークの呼びかけ人に県商工会連合会会長が参加するなどの県民の幅広い運動の広がりを紹介し「参院選で力を合わせて消費税増税を止める審判を」と呼びかけました。

 暮らしと平和を守る希望は野党共闘にあるとし「市民連合と野党の共通政策を力に、全国の1人区で勝利しましょう」と強調。同時に「大企業優先、米国追随のゆがみをただす綱領を持つ日本共産党が躍進してこそ、国民の切実な願いが実現できます」と訴えました。

 紙議員は、家族農業を基幹に据える党の農業政策を紹介し「安倍政権の“亡国の農政”を終わらせ、将来にわたって安心して続けられる農業にします」と力を込めました。

 参院山形選挙区の、はが道也統一予定候補が駆け付け、年金問題について「老後の心配をしなくてすむ国にすることこそが政治の本当の責任です」と述べ、必勝の決意を表明しました。

 舟山康江参院議員、日本共産党の浜田藤兵衛県党政策委員長、立憲民主党の石沢秀夫山形県連幹事長、市民連合やまがたの佐藤希氏が訴えました。

大阪2カ所 山下副委員長 たつみ予定候補

 日本共産党の山下よしき副委員長・参院議員は20日、たつみコータロー参院議員(大阪選挙区)、山本のりこ比例代表予定候補とともに大阪府東大阪市と八尾市で開かれた演説会で訴えました。両市とも会場はいっぱいになり、期待の拍手が響きました。

 「くらしに希望を―三つの提案」を紹介した山下氏は、中小企業への賃上げ支援など消費税増税なしでもできると、財源を示し説明。「実現できる鍵は市民と野党の共闘です。32ある参院1人区で市民と野党の統一候補を勝利させ、同時に共産党を伸ばしてください。アメリカいいなり、大企業中心の政治を変える共産党が伸びてこそ国民の願いを実現できます。みなさんの口々でひろげてください」と呼びかけました。

 改選数4の大阪選挙区で再選をめざす、たつみ氏は「自民、公明、維新を倒して民主主義をとりもどしたい。私を勝ち抜かせてください」と述べました。

 東大阪市では、24時間営業を強いるセブンイレブン本部に声をあげたコンビニオーナーの松本実敏さんが「大企業だけがもうかる理不尽な政治を追及してほしい」とあいさつ。9月の東大阪市長選に立候補する「明るい東大阪をつくる会」の浜正幸氏、同日実施の市議選をたたかう日本共産党の嶋倉久美子市議が決意表明しました。

 八尾市では、4人の子どもを育てる大芝佑希さん、コンビニオーナーの中村隆俊さんが期待を表明しました。

 八尾市で演説を聞いた男性(23)は「バイトの時給では生活が苦しい。企業献金も政党助成金も受け取らない共産党にがんばってほしい」と語りました。

「減らない年金」を紹介

大阪3カ所 笠井政策委員長 たつみ予定候補

 日本共産党の笠井亮政策委員長・衆院議員は22日、大阪府の枚方(ひらかた)市、寝屋川市、大阪市大正区の3カ所で日本共産党の勝利・躍進を訴えました。

 枚方市で笠井氏は、「減らない年金」にするための党の提案や、「消費税増税中止 くらしに希望を―三つの提案」、憲法を生かす政治、ジェンダー平等などの党の公約・提案を紹介。これらを実現し、安倍政治を終わらせるために市民と野党の共闘の前進と、財界中心、アメリカ言いなりの政治の大本をただす日本共産党を大きくしてくださいと訴えました。

 大阪選挙区予定候補のたつみコータロー参院議員について「カジノ、コンビニ、森友と言えば、たつみ。予算委員会に、たつみあり。国会になくてはならない宝の議席です」と紹介し、再選へ大きな支援を呼びかけました。

 たつみ議員は「すべての人が人間らしい働き方ができるようたたかってきました。その仕事を再び国会でさせてください」と訴えました。

 山本のりこ比例予定候補は「企業献金を受け取らない党だから財界にタブーなく斬り込めます」と力を込めました。


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