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2019年6月23日(日)

辺野古新基地 建設中止改めて要求

デニー県知事 河野外相と面談

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(写真)河野外相(左)に要望書を手渡すデニー知事=22日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は22日、県庁で河野太郎外相と面談し、安倍政権が強行する同県名護市辺野古米軍新基地建設の工事の中止を改めて求めました。有害物質による水汚染の原因特定のための米軍基地立ち入り調査の実現と、日米地位協定の改定に向けて米側に働きかけるなどの取り組みの促進を改めて要請しました。

 デニー知事はマスコミに公開された面談の冒頭で、米兵・軍属による女性殺害事件、米軍基地からの騒音被害、米軍機の部品落下事故などにより、沖縄は「基地あるがゆえの命が脅かされる状況」だと強調。県内の有機フッ素化合物による水汚染についても「県民は大変不安に思っている」と語りました。

 辺野古新基地建設についてデニー知事は、「圧倒的多数で明確に示された(県民の)民意は極めて重い」と述べ「政府もその民意をしっかりと受け止め、埋め立て工事を中断し、問題解決のために県との真摯(しんし)な対話の場をつくっていただきたい」と訴えました。

 河野外相は冒頭で、「政府としてしっかりとやれるところは一つひとつやっていきたい。特に安全面に関しては米軍にきちんと申し入れをする」と述べましたが、面談後のデニー知事の説明によると、辺野古新基地や日米地位協定改定については、外相は言及しなかったといいます。


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