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2019年6月21日(金)

麻生財務・金融相に問責と不信任案

参院4野党・会派、衆院5野党・会派 年金報告書拒否で

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の5野党・会派は20日、公的年金だけでは老後資金がまかなえず2000万円不足するとした金融庁審議会の報告書の受け取りを拒否した麻生太郎財務相・金融担当相に対する不信任決議案を衆院に提出しました。

 5野党・会派は同案の提出理由で、麻生氏が「自らの意に沿わないので受け取らないという前代未聞の暴挙に出た」と批判。報告書が厚生労働省の資料をもとに議論した結果として出され、政府の従来の姿勢を踏襲したことは明らかだとして、「政府のスタンスと異なる」との言い訳は「事実誤認も甚だしい」と断じています。

 さらに、麻生氏の資質に対する疑念や「子どもを産まなかった方が問題」などの数々の暴言、森友学園問題をめぐる決裁文書の改ざんや隠ぺいなどを挙げ、「これ以上大臣の任を続けさせることは許されない」と辞任を求めています。

参院4野党・会派は予算委員長解任案も

 参院でも同日、日本共産党、立憲民主党、国民民主党、沖縄の風の4野党・会派が、麻生財務相・金融担当相に対する問責決議案を提出しました。

 参院野党はまた、参議院規則に基づく野党の予算委員会開会要求に応じない金子原二郎予算委員長の解任決議案も提出。同案の提出には、日本維新の会も加わりました。

 いずれの決議案も、21日の衆参各院の本会議で採決される見通しです。


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