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2019年6月17日(月)

年金 怒

ネットの檄 2000人呼応 東京

「生活できる額へ充実を」

写真

(写真)生活できる年金払えと通行人にアピールするデモ参加者=16日、東京・銀座

 「老後に必要、2000万払え」。16日、世代を超えた市民が東京都内でデモを行い、抗議の声を上げました。安倍政権の無責任な対応に怒った2000人(主催者発表)がツイッターでの呼びかけに応えて集まりました。

 この日の午後の日比谷公園。デモの集合時間になると次々とプラカードを持参した市民が集まりました。ベビーカーを押す母親、スーツ姿の会社員など、多くは現役労働者世代です。

 「2000万とかぜったい無理」「これって国家サギ」などのプラカードを掲げ、ドラムに合わせて「生活できる年金払え」「年金制度を充実させろ」と訴え、銀座まで歩きました。

 千葉市から参加した会社員の女性(45)は「もう本当に怒りだけ」と切り出し、「一生懸命払ってるのに2000万ためろってどういうこと。(麻生太郎)財務大臣は価値観が狂ってる。私たちもいいかげん怒らなきゃ」と話しました。

 銀座でデモに遭遇した親子3人の母親は31歳の娘に目を向け、「この子の時代には払ってもらえないんじゃないか」と心配し、父親は「訴えに共感します。年金の支給額がどんどん下がっているのは失政だと思う」と話しました。

 ツイッターでデモを呼びかけた会社員の男性(35)は「黙っているとどんどん改悪されると思い呼びかけた」と述べました。


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