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2019年6月12日(水)

工事中止の行政指導へ

デニー知事 土砂陸揚げ批判

 沖縄県の玉城デニー知事は11日、県庁で記者会見し、同日に沖縄防衛局が同県名護市辺野古米軍新基地建設の一環として、「K8」護岸からの埋め立て土砂の陸揚げを開始したことについて、「暴挙以外の何ものでもなく、許されるものではない」と批判し、工事中止を強く求める行政指導文書を発出することを発表しました。

 デニー知事は、当初の計画にはない機能を勝手に追加し、環境への影響を顧みないで海上搬入や土砂の陸揚げ作業を行うことの違法性を指摘。公有水面埋立法の権限は県知事にあるにもかかわらず、政府側が「都合の良い見解に基づき法令等の解釈を行い、県の正当な権限行使」を妨げていると主張しました。

 デニー知事は、政府の違法な工事継続について「到底看過できるものではない」と訴え、今後も新基地建設反対の民意に全身全霊で応えることを表明。県民・国民に向けて、いっそうの支援・協力を呼びかけました。


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