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2019年6月11日(火)

高松の入院病床守れ

市立塩江分院 白川衆院予定候補ら

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(写真)厚労省へ要請する(左から)白川、仁比、秋山、藤沢の各氏=7日、参院議員会館

 高松市の市立塩江分院の入院病床(87床)が廃止されようとしている問題で、日本共産党の白川よう子衆院四国ブロック比例予定候補、秋山時貞香川県議、藤沢やよい高松市議が7日、国会内で厚生労働省に存続を要請しました。仁比そうへい参院議員が同席しました。

 藤沢氏は「高松市と旧塩江町の合併協定(2005年)では60床程度で建て替えることになっていた。市議会でも存続する旨の答弁をしてきたのに、市は昨年11月に突然、病床廃止を打ち出した」と指摘。秋山氏は、市が廃止を急ぐ背景に、病床削減を促進する国の「地域医療構想」があるとして、政策の見直しを求めました。

 白川氏は「中山間地の塩江地区唯一の医療機関だ。車で20分の距離に本院(市立「みんなの病院」)があると言っても、重症患者や高齢者はとても通えず、中山間地での訪問看護なども困難だ。住み慣れた土地で最期を迎えたいという住民の思いに応えるべきだ」と病床存続を訴えました。

 厚労省の担当者は「県が地域医療の構想をもった上で、地元でよく話し合うことが重要だ」と述べました。

 仁比氏は「国から県に、廃止ありきでなく熟議するよう促すべきだ」と求めました。


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