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2019年6月9日(日)

北海道から沖縄まで石川文洋さん踏破

日本列島縦断あるき旅

 ベトナム戦争の従軍取材で知られる報道写真家の石川文洋さん(81)=長野県諏訪市=が8日、「日本列島縦断あるき旅」の最終地点、那覇市に到着しました。沖縄県庁前のパレットくもじ広場で、県内外から駆け付けた支援者ら100人が拍手で出迎えました。

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(写真)真っ黒に日焼けし、元気な足取りでゴールした石川文洋さん=8日、那覇市

 あるき旅は昨年7月、北海道稚内市の宗谷岬をスタート。東日本大震災による津波、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県、人類初の原子爆弾による被爆地の広島・長崎を経て、ふるさとでもある「基地のない沖縄を」の文字のTシャツを着て歩き続けました。

 午後2時、しっかりとした足取りでゴール地点に姿を見せた石川さん。到着式で、ベトナム人親子や県内外での支援者らから花束を受け取った石川さんは、真っ黒く日焼けした満面の笑みで「人生最良の日、こんなにたくさんの皆さんに迎えていただき本当にうれしい」とあいさつ。

 本土から船で沖縄北部の本部港に上陸したときの印象を「山の風景が異様だった。山が削られ、大量のトラックで辺野古に運ばれ土砂が投入されている」と、沖縄の民意を無視して米軍新基地建設が強行されている異様さを告発しました。

 糸数慶子参院議員と、日本共産党の渡久地修県議も駆け付けました。同夜、市内で開かれた「祝う会」には、城間幹子那覇市長、オール沖縄のタカラ鉄美参院予定候補、赤嶺政賢衆院議員らが参加しました。


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