2019年6月8日(土)
堺市長選あす投票
野村候補「暮らし優先市政に」
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堺市長選はあす9日、投開票日を迎えます。日本共産党も加わる「住みよい堺市をつくる会」が自主的に支援する前市議の野村ともあき候補と、「維新の会」の候補との事実上の一騎打ちの選挙戦で、大接戦のまま最終盤に突入しました。両陣営入り乱れて駅頭宣伝を展開するなど最後までの大激戦が続いています。
最大争点は、維新の「大阪都」構想で堺市をつぶすのか、それとも堺市を守り、政令市の権限と財源をいかして、暮らし、教育・子育て、福祉を前に進めるのかです。
野村候補は「『都』構想反対、政令市の権限・財源をいかし、暮らし優先の市政を進める」と力説。政令市ナンバーワンの教育予算、中学校給食の完全実施と無償化、学校体育館にエアコン設置、がん・歯科・各種検診の無償化拡大、バスに加えておでかけ応援タクシーの実現―などを訴え共感を広げています。
一方、維新陣営は、前市長の政治資金問題を意図的にこじつけて攻撃し「野村氏は前市長の後継者」などと偽りの宣伝をまき散らしています。「都」構想を必死で隠そうとしていますが、狙いを否定できず、堺市の将来ビジョンを語ることができず、まともな政策論争ができなくなっています。
「誰に入れたらいいのか迷っている」(北区)という市民もまだ多く、「つくる会」は維新のデマ攻撃に反撃し、野村候補への支持拡大に全力をあげています。