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2019年6月8日(土)

米軍基地調査認めさせよ

沖縄・新婦人 水汚染で防衛局要請

 沖縄県の米軍嘉手納基地や普天間基地周辺の河川や湧水から高濃度のPFOS(ピーホス)等の有機フッ素化合物が検出されている問題で、新日本婦人の会県本部(久手堅幸子会長)は7日、沖縄防衛局を訪れ、沖縄県による基地への立ち入り調査を米軍に認めさせるよう求めました。

 宮里節子副会長らは「飲み水である以上、私たちは不安を抱えながら、飲み続けなければならない」と訴えました。県が要請し3年たっても基地への立ち入りが実現していないことに「汚染源の特定なしに次の対応はできない。本気で米軍に立ち入り要求を」と求めました。

 防衛局企画部地方調整課の白方聖課長補佐が「米軍や関係省庁と連携して対処したい」と回答しました。

 新婦人の人たちが「米側とはどのような交渉を」と質問。白方補佐は「交渉中で明らかにできない」と答えました。

 新婦人の人たちは「ドイツなどほかの米軍基地を置いている国では、米軍は受け入れ国の法律に従わなければならない。なぜ日本は立ち入りも認めさせられないのか」と疑問の声を上げました。

 宮里副会長は要請書を手渡し、基地立ち入り調査の他、基地内での汚染物質の使用履歴、管理実態の公表も求めました。


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