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2019年6月7日(金)

鉄路維持など48項目

紙・岩渕・はたやま各氏と党道議団 政府交渉

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(写真)吉川農水相(中央)に要請書を手渡す(左から)はたやま、紙、(右から)真下、岩渕各氏=6日、東京都千代田区

 日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員と、はたやま和也前衆院議員・参院北海道選挙予定区候補、党道議団は6日、政府交渉を行いました。国土交通、経済産業、総務、財務、農林水産、防衛、厚生労働、文部科学の各省、内閣府、内閣官房に48項目を要請しました。

 JR北海道が、毎年100億円もの赤字となる北海道新幹線の札幌延伸を進める一方、全路線の半分以上を切り捨てるやり方を批判。国の支援でJR北の経営を維持するよう国交省に要請しました。

 はたやま氏は、新幹線の所要時間を5分短縮するために120億円を投入しようとするJR北の計画が「現実感のない試算で、新幹線への増資や運賃値上げでは道民の理解を得られない。路線廃止や道民負担につながってはならない」と厳しく指摘。国の指導を強めるよう求めました。

 災害で4年半もの長期間、不通になったままのJR日高本線の護岸を鉄路の維持存続のため、早く復旧・整備するよう求めました。

 真下紀子道議団長は「復旧をしなければ利用者は減る。利用者が少ないことを理由に廃線することは許されない」と訴えました。

 北海道地震の復興支援を求めて、農水省と内閣府を訪ねました。

 農水省では、吉川貴盛農水相が応対。紙氏が「再建のために財政と人的な支援など省庁で連携して進めていくことが必要です」と森林復旧や林業再建への支援、資材高騰や業者不足への対策を強く申し入れました。

 吉川農水相は「まず山林の回復が必要。必要となれば財政的、人的にしっかり協力していく」と応じました。


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