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2019年6月7日(金)

西暦併用 公機関でも

元号のみは不便 「会」アピール

 役所や学校など公機関の文書で年の表示に元号だけが用いられていることを改めるよう求める「西暦併用を求める会」が6日、国会内で記者会見し、アピールを発表しました。

 アピールは、公機関が元号のみを用いていることは「経済活動をはじめ社会生活の全般に恒常的な障害をもたらしてい」るとしたうえ「国民の多くは年の表記に元号を用いることは面倒・不便と感じてい」ると指摘。「公の機関が発するすべての文書などにおける年表示については、元号のみを用いることを止め、西暦を併記すること」を求めています。

 会見では、同会代表で元国際基督教大学教員の稲正樹さんが「元号の使用をやめろという趣旨ではなく、さまざまな場面で元号のみを使っていることは不便であり、元号と西暦の併用に踏み切ることを求めている」と説明。呼びかけ人の清水雅彦日本体育大学教授は「憲法研究者として『天皇が時間を支配する』という元号には批判的だ。天皇制に関わる問題では批判的な見地をもっと報じてほしい」と発言しました。

 会では今後、賛同人の拡大、集会の開催などを通じ国民運動を目指すとしています。

 アピールの呼びかけ人には弁護士の宇都宮健児さん、精神科医で立教大学教授の香山リカさん、元神奈川大学学長の中島三千男さんら36人が名前を連ね、これまでに識者ら44人が賛同しています。


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