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2019年6月2日(日)

共闘さらに 群馬集会で握手

「政治変える道」立候補取り下げ共産党・伊藤氏

「志同じ ともに」斉藤統一予定候補

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(写真)市民と野党の共闘成功へ向けた思いを語る伊藤氏(左)と斉藤氏=5月26日、前橋市

 市民と野党の共通政策と共闘体制実現に向けて、野党共闘をめざす群馬県連絡会が5月26日に前橋市で開いた「くらしと未来を語るGUNMA大集会」。野党統一予定候補になった立憲民主党の斉藤あつこ氏と、立候補を取り下げる日本共産党の伊藤たつや氏がそろって登壇し、共闘成功への思いを語りました。

 「正直複雑な心境」と語り始めた伊藤氏。共産党の選挙区予定候補として県内各地で街頭から政策を語るとともに、多くの県民との対話を重ねて「一緒に政治を変えよう」と訴えてきた活動に触れて、「本気で“自分を野党統一候補に”という思いでやってきた。正直なところ立候補の取り下げは悔しい」と言葉を詰まらせました。

 その上で、市民と野党の共闘が政治を変えていく確かな道筋であることに確信を持ち、みんなで「政治が変わった」と喜び合える日まで突き進む決意を表明。「群馬での市民と野党の本気の共闘をつくることができれば本望。私自身も共産党の一員として、仲間たちの思いを背負って、引き続き全力で頑張る。斉藤さんには“私も一緒に頑張る”と言いたい」と力を込めるとともに、「政治を変えよう」と声を上げ続ける市民の思いにこれからも本気で向き合い、共闘成功へ力を尽くすと表明し、斉藤氏とがっちり握手を交わしました。

 斉藤氏は、「伊藤さんの思いを考えると、複雑な思いだ」と絶句。ハンカチで涙を拭いながら「共産党のみなさんには、“ともにたたかいましょう、志は一緒です”という感謝の気持ちでいっぱいです」と述べました。

 平和、人権、医療に関わる中で、平和が脅かされ、人権に光が当たっていない現状や、政治を何とかしたいという強い気持ちで立候補を決めたことを語り「市民、立憲野党のみなさんと一緒に、この国を本当に変えていきたい。群馬が変われば日本が変わる。そのために、みなさんと手をつなぎ、団結して頑張る」と訴えると、会場から連帯と激励の大きな拍手が湧きました。


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