2019年5月26日(日)
辺野古新基地 中止まで頑張りぬく
国会包囲行動 代表らあいさつ
国会周辺で25日に行われた「止めよう辺野古新基地建設・9条改憲・安倍政権の暴走を!国会包囲行動」。沖縄県民と本土の代表らが連帯して、米軍新基地建設反対、安倍9条改憲阻止を訴えました。
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平和・民主主義実現しよう
国会包囲実行委 野平晋作さん
今日の集会は2月24日に沖縄県民投票で辺野古新基地建設反対という沖縄の民意が明確に示されて、初めての全国同時アクションです。県民投票の結果を受け、ボールは本土の側に投げられました。
県民投票の結果が明らかになった翌日から土砂投入が続行されました。沖縄の民意を無視しても、本土の人は怒らないだろうと見くびられているのだと思います。
沖縄の民意を尊重できないなら日本に民主主義がないことになります。沖縄に押し付けられている米軍基地の問題を解決することで、日本に本当の平和と民主主義を実現していきましょう。
米軍基地なくし希望を
作家 落合恵子さん
改元で希望に満ちた時代が始まるといっていますが、少しは民意が反映する時代になりましたか。何も変わっていない。希望のある新しい時代というなら、沖縄から米軍基地を消すことではありませんか。
あれだけ大勢の県民が、「反対」という意思を表明していながら、耳を傾け誠意を示した政権ではない。この暴挙を許すことは、沖縄県はもとより、この国の民主主義を破壊、破滅させる道です。
見過ごさない、一緒です、私たちもともにたたかいます、ということを約束しましょう。
たたかいを続けよう
ヘリ基地反対協 共同代表 安次富浩さん
沖縄県民は、知事選で玉城デニーさんを当選させ、県民投票で知事選以上の43万票余りで新基地建設反対の民意を示しました。
しかし、安倍政権は顧みる姿勢がありません。私たちは座り込みをし、抗議の行動を展開しています。合言葉は「勝つことはあきらめないこと」です。全国のみなさんもたたかいを続けてほしい。安倍政権は、主権者に聞く耳を持たず、トランプ米政権と仲良くすれば国際社会を乗り切れるというとんでもない考えをしています。
私たちはこの国を変えましょう。私たちは一致団結して、本当の民主主義の国をつくろうではありませんか。
地方自治否定の安倍政権
総がかり実行委 共同代表 高田健さん
安倍首相ほど憲法が嫌いな首相はありません。9条だけでなく地方自治もそうです。95条で、住民過半数の同意がないと一地方に適用する特別法は制定できないとあります。これは民意を尊重せよという意味だと思います。しかし、首相はこれが見えないのです。
9条改憲の国会発議は今国会でほとんど不可能です。首相に残るのは参院選で3分の2の議席をとることです。取れないと9条改憲の夢は破れ、引責辞任に追い込まれます。野党4党1会派とともに辺野古新基地反対を掲げて参院選をたたかい、安倍政権を崩壊に追い込みましょう。
地方議会での決議など報告
国会包囲行動では、県民投票結果の尊重を政府に求めるなど地方議会決議の取り組みが報告されました。
辺野古埋め立て工事の費用などについて専門家も交えてただす公開ヒアリングの取り組みも紹介。「沖縄の現実がいかに理不尽で、憲法の平和、民主主義、基本的人権をないがしろにしているか、沖縄県民と連帯して大きな声を上げていきましょう」(総がかり行動実行委の藤本泰成さん)と述べました。