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2019年5月24日(金)

障害福祉制度 拡充を

党国会議員団 きょうされんと懇談

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(写真)障害福祉制度の拡充を求める要望書を受け取る(右から)高橋、山下の各氏=23日、衆院第1議員会館

 日本共産党国会議員団は23日、障害のある人たちを支援する事業所の全国組織「きょうされん」(斎藤なを子理事長)と国会内で懇談し、障害福祉制度の拡充を求める要請を受けました。高橋千鶴子、畑野君枝の両衆院議員と、山下芳生参院議員が参加しました。

 高橋氏らは、▽中央省庁などの障害者雇用水増し問題の究明、障害者の働く場の確保と必要な支援制度の確立▽障害年金の引き上げと、希望する暮らしを支える制度の拡充▽65歳以上を障害福祉サービスから締め出す介護保険優先原則の廃止―など求めた要望書を受け取りました。

 岐阜県のグループホームで生活する参加者は、グループホームの整備が追いついておらず、希望しても入居できない人が多く存在する状況を訴えました。

 高橋氏は「みなさんの声を受け、実現のために頑張っていきたい」と応じました。

 この日は、全国のきょうされん加盟事業所で働く障害者ら約400人が集まり、国会議員への請願署名提出行動が取り組まれました。

 日本共産党の穀田恵二衆院議員を訪ねた男性(35)=京都府亀山市=は「僕の夢は1人暮らしをすることですが、作業所の給料と障害年金では1人暮らしはとても難しいです。僕たちが安心して暮らせるよう年金や制度のことを考えてほしい」と話しました。

 穀田氏は、雇用水増し問題では国が率先して障害者を雇用の場から排除してきたとして、「そういうみなさんの夢を踏みにじる一つの国のやり方で全く許しがたい。夢が希望になり、実現できるよう国会の質疑も含めて努力したい」と語りました。


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