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2019年5月20日(月)

参院選で消費税増税中止の審判を下し、暮らし応援の政治へ

小池書記局長が京都で街頭演説

 参院選での日本共産党躍進に向け、小池晃書記局長は19日、京都市で街頭演説し、暮らしに希望をもたらす党の政策を紹介し、比例代表で井上さとし議員をはじめ7議席以上の獲得、京都選挙区(改選数2)で倉林明子議員の再選を必ず勝ち取ろうと呼びかけました。

 大学4年生が「共産党が提案する大学・専門学校の授業料半減、段階的無償化が実現すれば学生があきらめずにすむ。参院選でそんな社会をつくりませんか」と応援スピーチしました。

 井上氏は、京都市が自衛隊に若者の個人情報を提供したことにふれ、「地方自治や人権よりも軍隊が上の戦前に回帰させることは許さない。戦闘機の爆買いをやめ、福祉と教育を拡充させよう」と訴え。倉林氏は「社会保障を破壊する安倍政治を終わりにし、国保料を値下げし、原発ゼロを実現する新しい政治を」と呼びかけました。

 小池氏は、参院選で消費税増税中止の審判を下そうと述べ、暮らしを応援する政治への転換を訴えました。この中で小池氏は、最低賃金を上げるカギとなる中小企業への賃上げ支援予算が7億円にまで削られ、1社あたり200円しかないと告発。大幅に増やして最低賃金を全国どこでもただちに時給1000円にし、1500円を実現しようと述べ、8時間働けばふつうに暮らせる社会への展望を語りました。

 さらに、平均的な収入の4人家族の国保料が公費1兆円の投入で京都市で年間40万円から24万円へ引き下げられると述べ、安心できる社会保障や学費引き下げ、認可保育所の増設などの政策を紹介。大企業・富裕層・米軍への行き過ぎた「思いやり」をやめれば財源を確保できるとし、「庶民・若者・高齢者を本当に思いやる政治を一緒につくりましょう」と語ると大きな拍手がわき起こりました。

 小池氏は、安倍首相が海外で戦争する自衛隊を明記する改憲を強調し、日本維新の会の国会議員から“戦争による「北方領土」奪還”発言が出る中だからこそ「憲法9条を絶対に守らなければならない」と強調。ジェンダー平等社会の推進やハラスメント禁止法の制定、差別や分断の根絶に全力を尽くすと述べ、党躍進を訴えました。

 司会は穀田恵二衆院議員がつとめました。

 街頭演説に先立ち倉林議員の事務所開きが行われ、小池氏は「命を大切にし、弱い者いじめを許さない倉林議員の宝の議席を守りぬこう」と訴えました。


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