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2019年4月13日(土)

日立無期転換逃れ止めよ

電機・情報ユニオン 厚労省に指導要請

畑野氏ら同席

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(写真)要請する(左から)日本共産党のあさか、しいば、畑野の各氏と、米田委員長ら電機・情報ユニオンの人たち=12日、衆院第2議員会館

 日立製作所が無期雇用転換を申し込んだ女性を解雇しようとしている問題で、電機・情報ユニオンは12日、衆院第2議員会館で厚労省に対し、手続きもずさんな無期転換逃れをやめさせるよう要請しました。

 日本共産党の畑野君枝衆院議員、しいばかずゆき参院比例予定候補、あさか由香参院神奈川選挙区予定候補が同席しました。

 米田徳治ユニオン委員長は、日立が3月末の解雇を予告したのに解雇通知は出されておらず手続きに不備があると指摘しました。

 厚労省の担当者は、「無期転換を申し込んだ時点で始期付き無期契約が成立している」と答弁。日立の解雇予告通知書は、有期契約の終了か、4月1日から成立済みの無期契約に対する解雇予告なのか分からないと認め、ずさんな対応が浮き彫りになりました。

 当事者の女性は、「会社は私に解雇についての説明をしたというが、私の質問には答えず、納得のいくものではなかった」と訴え。米田氏は、日立は最高益をあげており、解雇の要件を満たしていないと強調し「経団連会長企業の日立の違法脱法を認めれば、450万人の無期転換対象者に悪影響がある」と指導を求めました。

 畑野氏は、「声をあげた労働者の勇気にこたえてほしい」と述べました。


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