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2019年4月12日(金)

かばい続けた首相の責任問われる

桜田五輪相辞任 志位委員長が強調

被災地をないがしろ 問題発言続発の政権

 日本共産党の志位和夫委員長は11日、国会内で記者会見し、東日本大震災の被災地をないがしろにする発言をして辞任した桜田義孝五輪担当相の問題で、「安倍晋三首相の任命責任に加え、かばい続けてきた責任が問われる」と述べ、徹底追及すると表明しました。


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=11日、国会内

 志位氏は、桜田氏について、五輪憲章を「読んでいない」と答弁(2月13日、衆院予算委員会)するなど問題発言を繰り返してきたと指摘。「答弁の直後から即刻罷免するよう求めてきたが、安倍首相はかばい続けてきた。首相は、任命責任は認めたようだが、かばってきた責任が非常に重い」と強調しました。

 志位氏は、2017年には今村雅弘復興相(当時)が「(大震災が)東北で良かった」と発言して辞任したと指摘。「一連の発言には、『被災地に心を寄せる』と言いながら、実際は被災地をないがしろにし、冷酷に切り捨てる政権の姿勢が表れている。実際、さまざまな被災者支援の施策が打ち切りになる事態が生じている」と批判しました。

 さらに、「忖度(そんたく)」発言で辞任した塚田一郎前国土交通副大臣に触れ、「問題発言が連続している。強権とおごりの姿勢が深刻に表れており、根は深い」と述べ、「安倍政権の政治姿勢が端的に表れた問題であり、責任を徹底して追及していく」と表明しました。


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