2019年4月11日(木)
医療現場の願いを
社会保障拡充 民医連が国会要請
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全日本民主医療機関連合会は10日、社会保障制度拡充や消費税10%中止などを求め国会要請行動をしました。
山本淑子事務局次長は行動に先立つ集会で、病院受診を控えて手遅れとなった事例を報告。「70代の1人暮らしの患者は年金だけのギリギリの生活で動くのがやっと。倒れて運び込まれた時にはすでに末期の肺がんだった。地域の実態や私たちの声を伝えて政治を変えていきましょう」と呼びかけました。
日本共産党の倉林明子参院議員は「野党は戦争法廃止、消費税増税中止、原発ゼロで一致し、共闘が進んでいる。さらに発展させて社会保障の一致点をつくりたい」とあいさつ。「みなさんの要請やリアルな実態の報告が動かす力になる。野党共闘の進むべき道を示してほしい」と呼びかけました。
要請行動で千葉民医連の参加者は自民党や立憲民主党の議員控室を訪れ、社会保障制度の拡充を求めました。職場での経験を語り、「経済的に困窮した人、医療につながれない人が受けやすい医療制度をお願いします」「経済的格差により医療制度から漏れてしまう人たちがいます。私たちは現場で頑張るので制度で支えてほしい」と訴えました。