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2019年4月2日(火)

埼玉県議選 負担増押し付けの県政ノー

小池氏「共産党必勝で変えよう」

前原・やぎした候補押し上げ

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(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=1日、埼玉県ふじみ野市

 日本共産党の小池晃書記局長は1日、現有5議席を守りぬき議案が提案できる8議席以上をめざす埼玉県議選(7日投票)で、党候補が自民党と激しく議席を争う、ふじみ野市と所沢市で「必ず勝って、負担増を押しつける逆立ち県政を変えよう」と訴えました。

 自民党が新人2人を擁立し、公明党の支援も受けて議席独占を狙う西5区(ふじみ野市・三芳町、定数2)。上福岡駅前で、前原かづえ候補(69)=現=が「消費税増税を止める一票を託してほしい。自民に議席は譲らない」と気迫の訴え。

 西1区(所沢市、定数4)は、自民が現職と新人の2人を立てるなど1人はみ出しの少数激戦です。所沢駅前で、やぎした礼子候補(72)=現=が「福祉・教育を充実させ、生きることを励ます政治をつくる」と力を込めました。

 小池氏は、導入から30年となった消費税で、暮らしと景気が破壊されたと指摘し、「消費税と国保税のダブル値上げなど断じて許されない。増税ストップと国保税値下げの願いを託してほしい」と訴えました。

 小池氏は、関東で最低の子ども医療費助成や、幼稚園父母負担軽減金など県独自の事業を廃止するなど、大型開発優先で県民いじめの県政の中心が自民・公明だと告発。自民が多数を占める県議会が、「国旗・国歌」が強制されていると記述した高校日本史教科書を採択した校長を呼びだして追及し、県立高校の平和教育の生徒の感想文を委員会に提出させるなど憲法を踏みにじるうえ、都道府県議会で全国初の「原発再稼働を求める決議」をあげるなどの異常な実態を示し「この県政をただすため、党派を超えた支持を」と呼びかけました。

 小池氏は、前回、2から5議席へ躍進した党県議団が国保税引き上げを抑え、医学生への奨学金制度や公立夜間中学を実現し、障害者入所施設などを建設してきたことを紹介。米軍所沢通信基地へのオスプレイ飛来や横田基地工事に伴う大量の土砂搬入計画でも、騒音や交通事故、汚染など生活への影響に不安を抱く住民に寄り添い、土砂搬入中止と基地全面返還を求めるなど、党議席の宝の値打ちを示し「この議席を守り前進させれば政治は必ず変わります」と呼びかけました。

 両駅前とも聴衆で膨れ、熱い支援の声がかかりました。


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