2019年3月28日(木)
軟弱地盤「承知せず」答弁
菅氏、事前の把握認める
森氏が虚偽追及も答弁矛盾は認めず
菅義偉官房長官は２７日の参院予算委員会で、沖縄県名護市の米軍新基地建設に伴う辺野古の埋め立てに関し、軟弱地盤の存在を事前に把握しながら１月２１日の記者会見で「承知していない」と述べたことを認めました。国民民主党会派の森ゆうこ議員への答弁。
菅氏は２６日、同会派の木戸口英司議員に、軟弱地盤について地盤改良が必要と報告を受けた時期を「１月１８日」と答弁していました。
森氏に記者会見での発言との矛盾を追及された菅氏は「どちらも正しい」などと述べ、「当事者である沖縄県に説明する前に、政府で公にすることはできないという認識に基づき『コメントは控えたい』と申し上げた」と説明。その上で「防衛省に問い合わせいただきたいと言う旨の答弁をした。ある意味で虚偽じゃない」と釈明しました。
安倍晋三首相が日本共産党の志位和夫委員長に、埋め立て区域に軟弱地盤が存在し地盤改良工事が必要と認めたのは同３１日の衆院本会議での答弁でした。
