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2019年3月22日(金)

農林水産業破壊許さぬ

北海道知事選 石川氏訴え

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(写真)訴える石川候補=21日、北海道厚真町

 全国唯一の与野党対決となった北海道知事選が21日告示(4月7日投票)され、市民と野党統一の石川ともひろ候補(45、元衆院議員)=新=は、昨年9月の北海道地震で山の崩落による甚大な被害を受けた厚真町役場前で第一声を上げました。

 道知事選は、「市民の風・北海道」など市民団体と日本共産党、立憲民主党、国民民主党、自由党、社民党の5野党が推薦する石川候補と、自民党、公明党などが担ぐ鈴木直道候補(38、前夕張市長)=新=との一騎打ちとなりました。

 石川氏は、環太平洋連携協定(TPP)やEPA(経済連携協定)など日本の農林水産業破壊に、いままでの知事がたたかってこなかったと批判。「道民のためにならないから撤回せよと、たたかう知事になります」と決意を込めました。

 原子力に頼らず再生可能エネルギーで新たな産業と雇用をつくっていくこと、JRの鉄路を残していくこと、カジノ誘致ではない観光振興を決意。安倍政権追随の与党候補があいまいにしている重要問題に堂々と主張し、「しっかり決断できるリーダーとして、北海道を引っ張っていきます」と力強く表明しました。

 宮坂尚市朗町長が「調整役でなく、議論を引っ張っていくリーダーとして期待しています」と語りました。

 苫小牧市から駆け付けた男性(55)は「北海道に賭博場のカジノいらないとビシッといえる石川さんを信頼しています」と話しました。

 安平町の第一声で鈴木候補は、自民党の甘利明選対委員長や公明党の斉藤鉄夫幹事長の応援で、「防災、減災、国土強靭(きょうじん)」と安倍政権追随の大型公共事業推進の構えを示しました。


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