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2019年3月17日(日)

政治動かす抜群の実績 共産党躍進で前進さらに

高知 志位委員長が訴え

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(写真)志位和夫委員長の演説を聞く人たち=16日、高知市

 目前に迫った統一地方選、参院選で日本共産党の躍進を勝ち取ろうと、党高知県委員会は16日、県民文化ホールで志位和夫委員長を迎えて演説会を開きました。志位氏が県議選(29日告示・4月7日投票)で高知市内の現有4議席から6議席への躍進、高知市議選での全員当選で、住民運動との共同で政治を動かし、安倍政権の悪政から、県民の命と暮らしを守ろうと呼びかけると、大きな拍手に包まれました。

 統一地方選をたたかう予定候補者が登壇し、県議予定候補が決意を表明。つかじさち県議団長が、「安倍政権に痛打を与える統一地方選結果と参院選の勝利へ、がんばっていこう」とよびかけました。

 参院比例の仁比そうへい議員は「アベノミクスはボロボロ。消費税10%増税など絶対にあり得ない」と、高知・徳島選挙区の松本けんじ予定候補が「共産党という希望、市民と野党の共闘という選択肢を語り広げて、自民党政治に代わる新しい政治を」と訴えました。

 ヤマトホームコンビニエンス元支店長の槙本元さんらが共産党への期待を語りました。

 志位氏は、国会論戦を通じて内政、外交のあらゆる問題で安倍政権が破綻に陥り、共産党の値打ちが浮き彫りになっていることを縦横に語り、「市民と野党の共闘の勝利、共産党の躍進で、安倍政権もろともに消費税10%増税を吹き飛ばし、9条改憲を葬り去ろう」とよびかけました。

 志位氏は、党県議団が「よいことは伸ばし、間違いはただす」の「是々非々」で県政に対応してきたとして、議席の値打ちを語りました。

 第1が、積極的提案と住民運動との共闘で政治を動かしてきたことです。志位氏は、2002年以来、県議団が住宅耐震化で補助制度の実現を求め、“阪神・淡路大震災では家屋倒壊で多くの住民の命が奪われ、消防車などの活動を妨げ、被害の拡大につながった”と住宅耐震化の「公共性」を訴えたと紹介。03年度以降、3000円の自己負担で耐震診断を受けられる制度ができ、さらに充実を求めて手厚い補助制度に前進し、16年には耐震工事件数は全国1位になったと語りました。

 また、県議会で中学校給食の実施率が全国最低クラスだと指摘し、県の姿勢が変化するもとで、多くの自治体が実施に踏み切る一方、高知市が後ろ向きだったと指摘。高知市議団が毎議会で追及し、1万3000人分の署名を集めた市民の運動と連携して、昨年9月、市内の全中学校で給食が実現し、自民党も代表質問で「共産党がいなかったら実現しなかったかもしれない」と語ったと紹介しました。

 第2は、安倍政権による悪政の押し付けから県民の命と暮らしを守ることです。志位氏は、県議団が「教職員定数の改善」「子どもの医療費無料化促進」などの意見書を提案し、全会一致で可決されたと紹介しました。

 対照的に、自民党県議団が、消費税増税、原発再稼働、米軍機低空訓練の中止などの住民の切実な願いにもとづく意見書・請願を理由も示さず否決してきたと批判。「こういう勢力に大事な県政は任せられません」とのべました。

 高すぎる国保問題は大争点だと語った志位氏は、「県議選でも、市議選でも、共産党の躍進・勝利で、連続値上げを許さず、大幅値下げの実現を」とよびかけました。

 最後に、自由民権運動で名高い植木枝盛が起草した「東洋大日本国国憲案」は、人民主権を高らかにうたい、戦後の日本国憲法に大きな影響を与えたとして、「高知・土佐から新しい世直しの風を」と訴えました。


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