2019年3月17日(日)

官邸前　沖縄に呼応２５００人

（写真）「県民投票無視するな」と声を上げる人たち＝16日、首相官邸前

　沖縄県民大会に呼応して１６日、首相官邸前行動が取り組まれ２５００人（主催者発表）が集まりました。参加者は、県民投票の結果を無視して、名護市辺野古への米軍新基地建設を強行する安倍政権を批判。「民意を無視する政府はいらない」と声をあげました。

　「土砂に赤土まじっているぞ」「サンゴは移植してないぞ」などと大きく書かれた旗が掲げられた官邸前。後方までびっしりと参加者の列で埋まりました。

　主催者を代表して、「止めよう！辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会の木村辰彦さんがあいさつしました。国会では、野党が結束して基地建設を許さないために頑張っているとのべ、「基地建設は、技術的にも不可能です。力をあわせれば、必ず止められます」と訴えました。

　「『辺野古』県民投票の会」代表の元山仁士郎さんが「いまも工事が行われていることが悲しいし、悔しい。一緒に考え、行動しましょう」とスピーチしました。

　「ＮＧＯ非戦ネット」の呼びかけ人、谷山博史さんは、「米軍基地があることによって、沖縄と海外の市民を等しく犠牲にすることになる」と指摘し、武力に頼らない平和の道を発信していこうと語りました。

　埼玉県から参加した介護士の男性（３５）は、「沖縄は県民投票でしっかりと意思を示しました。それを無視する安倍政権は許せません。こんな政治を変えたい」と話しました。

　主催は、「止めよう！辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会。総がかり行動実行委員会、「辺野古の海を土砂で埋めるな！首都圏連絡会」が共催しました。