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2019年3月13日(水)

辺野古K8護岸抗議中にウミガメ

僕たちの海を守って

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(写真)海面に顔を出したアオウミガメ=12日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設のK8護岸の工事現場一帯で12日、「ヘリ基地反対協議会」の抗議船2隻とカヌー10隻が抗議行動を行いました。

 同護岸は30メートルに伸びていました。同日もトラックが運んだ砕石を大型クレーンが海中に投下するたびに、ドドドーという音が響き渡りました。

 K8は、予定区域に移植対象サンゴがあるため、防衛局は約半分の長さで建設を止め、埋め立て土砂を陸揚げする桟橋として使用します。護岸を桟橋に使うことは、埋め立て承認願書に記載がありません。

 抗議船船長の牧志治さんは「県の埋め立て承認撤回を無視する国は、埋め立て承認願書に記載したルールさえ守らない。知事選や県民投票の民意も顧みない。民主主義の危機に、国民一人ひとりがどう向き合うかが問われている」と語りました。

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(写真)30メートルほどに伸びたK8護岸。手前はカヌーで抗議する人とそれを追いかける海上保安官のボート=12日、沖縄県名護市辺野古

 12日は快晴で波も良好。抗議行動中に、アオウミガメが7回姿を現しました。写真家で辺野古の海の生態に詳しい牧志さんは「辺野古はかけがえのない豊かな海だ。6月が産卵期だが、産卵場の砂浜は囲われた護岸の中にある。このアオウミガメたちはどこで子孫を残すのだろうか」と不安げに語りました。


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