しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年3月13日(水)

自衛官募集 名簿提出強要やめよ

井上議員 首相改憲発言「撤回を」

参院外防委

写真

(写真)質問する井上哲士議員=12日、参院外防委

 日本共産党の井上哲士議員は12日の参院外交防衛委員会で、安倍晋三首相が憲法9条に自衛隊を明記する改憲の理由に、自治体の自衛官募集への「非協力」を挙げている問題について追及しました。

 井上氏は、安倍首相が防衛相による名簿の紙媒体での提供要請に対し6割の市町村が閲覧にとどめていると問題視し、改憲を主張していることについて、「憲法問題を理由に紙媒体での提出に応じない自治体があるのか」と質問。岩屋毅防衛相は「理由は示されておらず、掌握していない」と述べ、事例を示せませんでした。

 井上氏は、自衛隊員募集の問題をめぐり、岩屋氏が法改正の必要性について「当面その考えをもっていない」とする一方、安倍首相が改憲に固執していると指摘。「閣僚の立場で憲法改正にコメントすることは控える」と答弁した岩屋氏に、井上氏は「そうであれば自衛隊の最高指揮監督権をもつ首相が9条改憲をいうのは大問題だ」と批判しました。

 井上氏は、安倍首相の狙いは「地方自治や人権よりも防衛大臣の要請が上だという社会にするもの」と指摘。自治体に名簿提出を強要することをやめ、首相の改憲発言は撤回すべきだと強調しました。


pageup