2019年3月11日(月)
辺野古中止・普天間返還を
衆院沖縄3区補選 屋良氏が政策発表
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衆院沖縄3区補選(4月9日告示、21日投票)に立候補する新人でフリージャーナリストの屋良朝博氏は10日、沖縄市で記者会見を開き、沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の中止、米軍普天間基地(同県宜野湾市)の即時運用停止・返還を求めることなどを盛り込んだ政策を発表しました。
屋良氏は、同新基地建設反対、普天間基地閉鎖・撤去などを掲げ、県内全市町村長らが賛同して2013年に政府に提出した「建白書」の「実現は可能だ」と強調しました。
屋良氏は「県民投票の総意は、辺野古中止と普天間即時運用停止だ。埋め立て賛成の人も反対の人も普天間の危険性除去への思いは一緒。それを実現し、跡地利用の促進に努める」と語りました。
日米地位協定改定については「基地施設管理権を日本に移す。基地に国内法を適用させ、欧州並みに基地使用協定を締結させる」と述べました。
屋良氏は「米軍基地を減らし、雇用・跡地利用対策をしっかりすることで、沖縄の経済・暮らしを押し上げていくことができる」と訴えました。
同補選は、昨年の県知事選で玉城デニー知事が出馬したために実施されます。会見にはデニー知事が同席し「万全の態勢で支えていきたい」と語りました。屋良氏は無所属で選挙戦をたたかいます。
9日、新基地反対の「オール沖縄」の「調整会議」を構成する、日本共産党を含む県政与党や労組などは那覇市で会合を開き、屋良氏をオール沖縄勢力の候補として支援することを確認しました。