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2019年3月11日(月)

維新政治と安倍政治さよならの連続選挙に

東大阪市・大阪市大正区 小池書記局長訴え

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(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=10日、大阪市大正区

 29日に告示が迫る大阪府議選・市議選と急きょ決まった府知事・市長のダブル選の投票日(4月7日)まで1カ月を切った10日、日本共産党の小池晃書記局長は大阪の党候補の応援に駆け付けました。小池氏は東大阪市の街頭で、うち海公仁(きみひと)予定府議候補と、大阪市大正区の演説会でこはら孝志市議、あだち雅之予定府議候補らとともに7月の参院選までの一連の選挙を「さよなら維新政治、さよなら安倍政治の連続選挙にしていこう」と訴えました。

 小池氏は、大阪維新の会の松井一郎府知事と吉村洋文市長が職務を投げ出して引き起こした知事・市長ダブル選について、その狙いは、府・市両議会での単独過半数獲得だとして「選挙の私物化であり、これ以上の党利党略はない」と批判。また、公選法上、出直し選の再選だと任期が延びないため、知事・市長の入れ替えで脱法的に新たに4年の任期を得て、大阪市解体の「大阪都」構想とカジノをごり押ししようとしていると告発しました。

 その上で、「日本共産党は、大義なきダブル選に対して、『カジノより暮らしの安心・希望を』『大阪都ストップ、維新政治転換を』の旗を掲げ、これが多数の声になるよう全力を尽くす。維新政治を終わらせるため、保守のみなさんを含む広い共同でたたかう」と表明しました。

 大阪府で統一地方選候補の応援に立った小池氏は、(1)カジノ・「大阪都」第一から暮らし第一へ(2)夢洲(ゆめしま)開発などの無駄をやめ、防災優先・生活密着の公共事業へ(3)異常な競争と管理の教育からどの子も伸びる教育へ(4)大企業中心の経済対策から中小企業を主役にすえた経済対策へ(5)安倍政権との「改憲タッグ」ではなく、大阪の進路は大阪で決め、庶民の大阪を取り戻す政治へ―という五つの転換を強調しました。

 小池氏は、共産党が府民とともに、咲洲(さきしま)への府庁舎全面移転に反対して阻止したことや、国保料の府内一本化による今年度の値上げをストップさせてきた実績を語り、維新政治と正面からたたかってきた確かな力、共産党の躍進で維新政治を終わらせようと訴え、盛んな拍手と歓声を受けました。

府議・市議予定候補が訴え

 小池晃書記局長の応援を受け、府議選東大阪市区(定数5)で議席回復に燃える、うち海公仁予定候補(元党市議団長)は東大阪市・近鉄布施駅前で「カジノより暮らし、教育・子育て。共産党躍進で維新政治を転換しよう」と気迫の訴え。小雨のなか駅前を埋めた聴衆から「がんばれ」と盛んな声援を受けました。

 会場に拍手と笑いが渦巻いた大阪市大正区の区民ホール。小池書記局長とともに、府議選大正・西成区(定数2)で議席奪還に挑戦する、あだち雅之予定候補、大阪市議選大正区(定数2、1減)で3選をめざす、こはら孝志市議が「ブラックな働かせ方を変え、中小企業を支援。わくわくする未来を」(あだち氏)、「『大阪都』構想もカジノもいらない。暮らしをとことん応援、災害対策に全力」(こはら氏)と大激戦を勝ち抜く決意を表明しました。

 わたなべ結・大阪3区国政対策委員長が司会し、矢達幸元市議が支持を訴え、沖縄から駆けつけた名護市民の上野郁子さんがあいさつ。「オール沖縄」のたたかいとの連帯の場ともなりました。


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