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2019年3月6日(水)

奈良高校統廃合は強引

衆予算委分科会 宮本岳志氏ただす

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(写真)宮本岳志議員

 日本共産党の宮本岳志議員は2月27日の衆院予算委員会分科会で、奈良県立高校統廃合問題について質問しました。

 奈良県は、2015度までに耐震化完了との国の方針に反し、奈良高校の耐震化を放置しています。県は耐震改修済みの平城高校を廃校にし、その校舎に奈良高校を移転しようとしています。

 宮本氏は、15年当時、奈良高校校長が耐震化を繰り返し求めていたにもかかわらず、県が高校の「適正化」を口実に工事を中止すると述べていた「打ち合わせ等記録」を暴露。「耐震化よりも高校の統廃合を優先させるのが文部科学省の方針か」とただしました。

 柴山昌彦文科相は、「生徒の命を守ることが一義的に重要であり、一刻も早い耐震化を指導している」と答弁しました。

 宮本氏は、統廃合のための「県立高等学校適正化実施計画」について、県議会での拙速な議決はせず関係者に丁寧な説明を求めた意見書を県議会が一顧だにせず否決したことや、高校生、父母、OBなどが統廃合反対の署名を2週間で2万6000人分も集め、その後も1万4000人分集めたことを紹介。全国にも例のないやり方で強引に統廃合を進めることを文科省は認めるのかと迫りました。

 柴山氏は、地域でどのような対応がとられるか注視していきたいと答えました。


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