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2019年3月3日(日)

私たちが声あげる番

各地で抗議、官邸前に3000人

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(写真)首相官邸前で「辺野古を埋めるな」と抗議する人たち。スピーチするのは元山仁士郎さん=1日

 沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設の賛否を問う県民投票で示された民意を無視する安倍政権に対する抗議が1日、市民有志の呼びかけで札幌、東京、名古屋で行われました。人びとは、「民意に従い、辺野古の埋め立てをやめろ」と声をあげました。

 東京・首相官邸前で行われた抗議は、首都圏反原発連合(反原連)の抗議を引き継いで午後7時半から行われました。コールは「辺野古を埋めるな」「安倍は辞めろ」の二つのみ。市民有志の呼びかけに3000人が集まりました。

 抗議の冒頭にマイクを握った男性は、「民意を無視する安倍政権の姿勢は、他の問題でも行われているし、これは沖縄だけの問題ではない。根本的に解決するためには、政権を代えないといけないと思います。声をあげるのは、僕たちの番です」と話しました。

 「『辺野古』県民投票の会」代表の元山仁士郎さん(27)も駆けつけました。「みんなで知恵を出せば、違う選択肢が見つけられます。(安倍政権が主張している)辺野古が唯一じゃないですよ。もっと多くの人が集まってくれると思ってここに来ました。もっと周りの人に声をかけてほしい」と語りました。

 日本共産党の小池晃書記局長(参院議員)がスピーチし、県民投票の結果を無視する安倍政権を厳しく批判。先日、辺野古を訪れたことを紹介し、ゲート前で座り込みを続けている人から「いま沖縄でおきていることは、全国の問題です」と言われたとのべ、「“土砂が投入”されているのは、日本の民主主義・法治主義です。基地建設を絶対に許すわけにはいきません。みなさん一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。

 初めて抗議に参加したと話す女性(32)は、「秘密保護法のころから、政治がおかしいと感じていました。沖縄の自然を壊すことは絶対に反対です」と話しました。


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