2019年3月1日(金)
沖縄知事 訪米も視野
県民投票結果の大統領通知
比嘉県議に答弁
|
沖縄県の玉城デニー知事は28日、「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」結果を米大統領に通知する際、訪米を検討していることを明らかにしました。日本共産党の比嘉瑞己県議の県議会一般質問に答えました。
県民投票条例は、投票結果を尊重し、速やかに日本国総理大臣・米国大統領に通知するよう、県知事に義務付けています。
比嘉県議は「国際社会も注目している中、民主主義の普遍的価値を重んじるデニー知事が、米本国に渡って伝えることが大切だ」と求めました。
デニー知事は「ご意見をたまわって、その方向でも検討していきたい」と答え、「米国民、日系・沖縄県系人の方々に、県民投票の意義が伝わる広報を考える必要がある」との考えも示しました。
比嘉県議は、米軍機の運用を非公表とする日米両政府の密約についても質問しました。これは、共産党の穀田恵二議員が22日衆院予算委員会で、政府にその存在を認めさせたものです。比嘉県議は「密約内容の公表を求め、日米合同委員会のあり方をただす必要がある」と見解を聞きました。
|
謝花喜一郎副知事は「県民・国民の人権を守る観点から、合意事項の内容は極めて重要だと思う」との認識を示しました。