2019年2月28日(木)
普天間返還へ決意
デニー知事 「総理に要求」
沖縄県議会 瀬長県議質問に
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来月にも安倍晋三首相と面談予定の沖縄県の玉城デニー知事は27日、「普天間飛行場の一日も早い危険性除去、閉鎖・返還は全県民あげての思いだ。辺野古に新基地をつくることなく、“普天間”の一日も早い閉鎖・返還、運用停止にむけ、総理にしっかり要求したい」と決意を語りました。
「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」で圧倒的な反対の民意が確定したのをうけ、日本共産党の瀬長美佐雄県議が「県民投票の結果を、日米両政府にどう伝えるか」と質問したのに答えました。
瀬長県議は「三つのことを総理に申し入れていただきたい」と、(1)民主主義国家として辺野古埋め立て工事をただちに中止すること(2)“普天間”の危険性除去として県民に約束した“普天間”の5年以内の運用停止を履行させること(3)日米地位協定の抜本改定を協議する場を設定すること―を提案しました。
デニー知事は「そのようなご意見を踏まえて(総理に)申し入れたい」と応じました。
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瀬長県議が、県民投票における若者の頑張りにふれると、デニー知事は「若い人が、互いの意見を尊重し県民投票にのぞんだ」とし「“話し合う”機運の第一歩が始まった。ウチナーンチュのチムグクル(真心)として根付いていくだろうと思う」と評価しました。