しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年2月26日(火)

女性の力で政治変える

新婦人中央委終わる

写真

(写真)中央委員会で発言する参加者=24日、東京都内

 東京都内で開かれていた新日本婦人の会(新婦人)の中央委員会は24日、運動方針と特別決議「若者を戦場へ動員する改憲も、消費税10%への増税もストップさせよう」を採択し、閉会しました。11月の全国大会開催を決めました。

 討論では、安倍首相が固執する9条改憲などの「戦争する国」づくり反対の取り組みが発言されました。「3000万人」署名は111万人を突破し、各地から目標達成の報告が相次ぎました。

 奈良の代表は、憲法紙芝居や「9の日行動」で目標の124%を達成したと報告。「武器の爆買いをやめれば暮らしにお金を使うことができる」と訴え、署名に応じた人を読者に迎えていると話しました。

 「選挙カフェ」や原発ゼロ、核兵器廃絶など多彩な運動のなかで仲間づくりが進んでいます。東京の代表は、「性的同意」やセクハラなどの学習会を開くなかで、「性やジェンダー教育に取り組む貴会に賛同します」と助産師や性的マイノリティーの人の入会も広がっていると話しました。

 大阪の代表は「カジノはアカン 愛が無いのにIR(アイアール)」との宣伝や署名、自治体交渉のなかで家族がギャンブル依存症という人も入会したとして、「女性の願いで政治を変える仲間を増やして行動を広げたい」と話しました。

 若い世代の取り組みも元気に報告されました。兵庫の代表は、月1回の夕食会「大盛り会」が働く世代やシングルの人たちのより所になっていると発言。愛媛の代表は「塾は月謝が高い」との声をうけ「小学生英語小組」を立ち上げ、入会も広げていると話しました。

 「宿題&おしゃべり小組」(京都)、「かたづけカフェ」(滋賀)、「ちょい飲み女子会」(茨城)など、要求をもとに柔軟な発想で取り組みを企画し、つながりを広げています。

 身近な要求にもとづく多彩な運動も報告されました。コンビニ成人誌撤去では20都道府県418店舗に申し入れを実施。医療費や就学支援金の拡充、無農薬大豆でのみそづくり、防災ウオッチングなどの発言もありました。

 討論のまとめを行った高杉しゅん事務局長は、「激動の情勢の中で、新婦人の運動に確信が広がっている。連続する選挙では女性の声とパワーで安倍政権を退陣させよう」と呼びかけました。


pageup