しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年2月24日(日)

共産党躍進、強権とウソの安倍政治 選挙で決着を

千葉・船橋 志位委員長が訴え

写真

(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=23日、千葉県船橋市

 目前に迫った統一地方選、続く参院選での連続勝利をめざし、日本共産党千葉県西部地区委員会は23日夜、志位和夫委員長を迎えた演説会を船橋市民文化ホールで開きました。会場には多くの聴衆が詰めかけ、予定候補者が勢ぞろいし必勝への決意をみなぎらせ、市民弁士も激励。志位氏は、安倍政権の強権政治、ウソと隠ぺいの政治を告発し、「この決着は選挙でつけましょう。安倍政治を終わらせる決め手は、市民と野党の共闘です」とズバリ。「共闘勝利、共産党躍進で、連続選挙を『安倍政権サヨナラ選挙』にしましょう」と訴え、盛大な拍手と歓声で熱気に包まれました。

 船橋、習志野の両市議選予定候補と、県議選船橋市区(定数7)の丸山慎一(現)、中沢学(新)両予定候補、八千代市区(同3)の上野ひろつぐ予定候補(新)が決意表明。参院選の浅野ふみ子(千葉選挙区・改選3)、しいばかずゆき(比例)両予定候補が訴えました。

 志位氏は、10月からの消費税10%増税を許していいかは大争点だと強調。深刻な消費不況、実質賃金の落ち込み、就業者増の中身は生活苦という三つの角度から「増税の根拠が総崩れになった」ことが国会論戦の到達点だと報告、「共産党を躍進させて、消費税10%を必ず中止に追い込もう」と熱く訴えました。

 大企業・富裕層に応分の負担を求める「消費税に頼らない別の道」を紹介。「日本共産党がこうした責任ある対案を示すことができるのは、財界献金をビタ一文受け取らない党だからです」と訴えました。

 安倍晋三首相による憲法9条改定を許さないことも大争点だと述べた志位氏。海外での無制限の武力行使を可能にする危険とともに、狙いの一つが「自治体から若者の名簿を強制的に召し上げ、若者を戦場に強制動員する」ことにあると告発。「共闘勝利、共産党躍進で、安倍政権もろとも9条改憲の企てを葬り去ろう」と訴えました。

 同時に、日本共産党が提唱する「北東アジア平和協力構想」が、朝鮮半島の平和の激動のもと、その現実性を増していることを強調。「この平和の提唱の根底には、党をつくって97年、一筋に反戦平和を貫いてきた歴史があります」と党への支持を訴えました。

 沖縄の米軍基地問題について、辺野古新基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票で、圧倒的な県民の審判を示すことは新基地阻止の巨大な力になるとして、最後まで全国の連帯を強めることを心から訴えました。

 統一地方選での共産党躍進をめざし、共産党県議団の議席が(1)県民の声を県政に届けるかけ橋(2)県政のゆがみを大本からただす(3)県民とともに、県政を動かす―という三つの値打ちをもっていると力説しました。

 千葉県政について、全国4位の財政力がありながら、巨大道路建設などの浪費的な巨大公共事業を優先する「逆立ち県政」であり、それを、共産党を除く「オール与党」が進めていると批判。こうした中で党県議団が、予算案の組み替えを提案し、子ども医療費助成の拡充や、特別養護老人ホーム増設など、県民の緊急切実な要求を県予算の0・82%で実現できることを示したと紹介。「議案提案権をもつ8議席となれば、要求実現の道が大きく開ける」と訴えました。

 志位氏は、参院選比例で全国「850万票、15%以上」、千葉県で「45万票、15%以上」の目標を掲げ、「千葉県から日本共産党躍進の大波を起こそう」「選挙区は浅野ふみ子予定候補の必勝を」と呼びかけ、聴衆は大きな拍手と歓声で応えました。


pageup