2019年2月14日(木)
沖縄県民投票きょう告示
運動さらに発展へ圧倒的民意示そう
「辺野古埋め立て・新基地建設反対の民意を示す県民投票連絡会」共同代表 照屋義実さん
沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票は、今日、告示を迎えます。大胆に運動を繰り広げましょう。
創意工夫こらして
どのようにして投票率を上げるのか、若い人たちに投票してもらうかがポイントです。県民投票は候補者同士がたたかう通常の選挙とは違う難しさがあります。創意工夫を凝らして急速に関心を高めてゆく取り組みが必要です。
辺野古新基地問題が浮上してから四半世紀近くが経過しました。日米両政府は、新基地建設をいまだ履行できない現実から、沖縄県民の反対運動がいかに粘り強いか、痛感していることでしょう。
恵み豊かな青い海、静かな空を守ることが県民の命を守ることにつながる―、そんな使命感から辺野古で座り込みが始まりました。この原点を県民が共有し、今日まで運動は続いているのです。
今こそ、県民の民意を無視し続ける不誠実極まる日本政府に、埋め立てノーの圧倒的民意を示すことが重要です。圧倒的な「埋め立てノー」の民意を確定させれば、それは単に「埋め立て反対が多かった」にはとどまらない、大きなインパクトを持ちます。
政府の行いがいかに沖縄の現実に対して間違っているのかを国内外に証明し、世論を大きく変えることができます。“安倍一強”の下での閉塞(へいそく)的な日本の民主主義の状況を、打開する契機にもなるでしょう。
政府が恐れること
沖縄はこれまで、火が付くと一つになる局面が何度もありました。県民投票で民意を確定させることが、世論と運動をさらなる高みへと発展させる可能性があります。
政府はそれを恐れているでしょう。県民投票の全県実施を一時妨害した、自民党や5市長の動きにそれがうかがえます。私たちはそれに打ち勝って全県実施を勝ち取りました。
次は圧倒的埋め立てノーの民意を投票結果で示し、政府が恐れていることをやり抜きましょう。