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2019年2月10日(日)

相模原の地デジ難視聴

電波障害の対応求める

総務省に畑野衆院議員・田所市議

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(写真)映像が乱れているテレビ画面の写真を見せて説明する(奥の列右から)田所、あさか、しいば、畑野の各氏=7日、国会内

 日本共産党の畑野君枝衆院議員と相模原市の田所健太郎市議は7日、国会内で総務省情報流通行政局に対し、同市緑区内の地上デジタル放送難視聴地域への対応を求めました。しいばかずゆき参院比例予定候補、あさか由香参院神奈川選挙区予定候補が同席しました。

 2011年7月にテレビの地上放送をアナログからデジタルに完全移行しましたが、デジタル放送は、性質上、起伏に富む地域では電波障害が起きやすいことなどから「新たな難視聴地域を増やす」と移行前から問題視されていました。

 田所市議は、同区の山あいにある澤井地域では、映像の乱れや音声の途切れが発生し、特に一番情報が欲しい悪天候時にテレビが見られず困っていると説明。同省担当者は、同地域はワンセグ放送で対応していると説明しましたが、田所市議は、ワンセグ放送は画質が劣るため文字が読みにくく、避難指示や避難場所が分からないと述べました。

 映像の乱れなどについて同省担当者は、NHKや同省窓口に問い合わせ、調査の上、草木などの障害物を取り除く対応が考えられるが、その費用は視聴者負担だと話しました。

 畑野氏は「電波や放送は国民のためのもの。デジタル放送への移行という国策により大きな損失を生んでいるのだから、対応を考えてほしい」と述べました。


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