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2019年2月9日(土)

女川再稼働問う県民投票求め

署名11万超 県に提出

宮城 実現する会

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(写真)署名を佐野副知事(左)に手渡す多々良代表=8日、仙台市青葉区

 宮城県の「女川(おながわ)原発再稼働の是非をみんなで決める県民投票を実現する会」は8日、東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)再稼働の是非を決める住民投票条例制定を求める署名11万1743人分を県に提出しました。

 女川原発2号機は、再稼働に向けて原子力規制委員会の「安全審査」を受けており、再稼働の「地元合意」の成立過程に、住民が直接関与できる仕組みはありません。

 署名は、地方自治法で規定されている必要数(県内有権者の50分の1)の3倍近い数が集まりました。同法により村井嘉浩知事は、20日以内に議会を招集し条例案を提出する必要があり、2月の県議会で執り行われる見通しです。

 多々良哲代表は、署名が納められ県内の市区町村名が書かれた大量の段ボール箱を前にして、佐野好昭副知事に署名を提出。佐野副知事は「11万という数の署名をしっかり受け止めます」と答えました。

 提出後の会見で多々良代表は「これほど多くの署名が集まるとは予想していませんでした。県民の願いがこもった署名です。直接請求は間接民主制を否定するものではなく、県議会に対する県民の関心をかつてなく高め、議会論戦を促進するものです」と述べました。


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