2019年2月7日(木)
根本厚労相 年明けまで把握せず
統計不正監察チームの聴取
根本匠厚生労働相は6日の参院予算委員会で、毎月勤労統計の不正問題について同省監察チームが昨年末に関係者への聴取を始めたことを、年明けまで把握していなかったと明らかにしました。立憲民主党の石橋通宏議員への答弁。
監察チームは特別監察委員会の前身となる厚労省の常設機関です。
厚労省の藤澤勝博政策統括官は、監察チームが関係者への聴取を決め、始めたのは昨年12月27日と説明。根本厚労相は、報告を受けなかったことを「監察チームは常設機関なので、事案が出てきたので自動的に動いた」などと釈明。厚労省の公表が1月8日までずれ込んだことは「ある程度、事実関係が明らかになってから公表するのが筋だ」と開き直りました。
同日の参院予算委員会では、監察チームが外部有識者に連絡せずに聴取を進めていたことが明らかになっています。国民民主党の足立信也議員への答弁。