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2019年1月23日(水)

『週刊SPA!』

女性蔑視記事 最新号で謝罪

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(写真)扶桑社の『週刊SPA!』1月29日号。昨年12月25日号の特集記事への批判を受け、記事取り下げを求める署名活動を行った女子大生と編集長との対談を掲載しました=1月22日

 扶桑社発行の『週刊SPA!』が女子大学生の尊厳を傷つける記事を掲載した問題で、同誌は22日発売の最新号に関連記事を掲載、「女性の尊厳に配慮を欠いた」と関係者に謝罪しました。

 同誌は昨年12月25日号で隠語を使い“性交渉しやすい”などとし女子大学生を大学名をあげて順位付けしました。これに抗議し国際基督教大学4年の山本和奈さん(21)が謝罪と記事の撤回を求めるネット署名を呼びかけ5万人が賛同、大学も一斉に抗議しました。

 山本さんらは14日、編集部と会談し、最新号はその様子を掲載しています。同誌の犬飼孝司編集長が「『女性をモノのように見る』視線があったことは間違いない」と認め、「頭を下げた」としています。

 記事では、「ヨーロッパではメディアが若い女性を性的対象として扱うだけで大きなバッシングを浴びます」(雨宮処凛さん)、「誌面には常に性的被害に繋がるリスクが潜んでいることを認識するべきでしょう」(小川たまかさん)などと識者のコメントを紹介。

 今後、性をテーマとした特集では、性行為についての互いの意志を確認する「性的合意」についてチェックする体制を整え、誌面づくりを行うとしています。


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