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2019年1月22日(火)

馬毛島に米軍施設ノー 鹿児島

訓練移転 防衛副大臣に市民抗議

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(写真)防衛副大臣が市役所を訪れるのに合わせて抗議に集まった市民ら=21日、鹿児島県西之表市

 米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転が狙われている、鹿児島県の馬毛島(まげしま=西之表〈にしのおもて〉市)の買収をめぐり、政府が地権者と売買仮契約を結んだことを受けて、原田憲治防衛副大臣が21日、同市の八板(やいた)俊輔市長と三反園訓(みたぞの・さとし)知事に説明に訪れました。今月下旬以降に現地調査を行う意向を示しました。

 防衛副大臣の到着に合わせ、馬毛島の軍事施設化に反対する市民団体は同日、種子島(たねがしま)の西之表市役所前で抗議集会を開きました。

 120人が「米軍施設などいらない」と書かれたプラカードや横断幕を掲げ、FCLP移転に反対の立場を表明している八板市長や議会にエールを送りました。

 同市で4人の子どもを育てる女性(41)は「10年ほど前まで沖縄に住んでいて、騒音や事故の不安を痛感した。子どもたちのためにも絶対に訓練を受け入れてほしくない」と語りました。

 日本共産党の、まつざき真琴県議、たいらゆきお県議予定候補も参加し、集会後、住民と懇談しました。党県委員会と熊毛地区委員会は22日、防衛省に馬毛島の購入中止を申し入れます。

 まつざき県議は「住民は騒音や事故、漁業への影響などさまざまな不安を抱えている。国民の多額の税金を使うのに、土地所有者との協議だけで買収を進めるなど許されない」と訴えました。午後には県庁前でも抗議集会が開かれました。


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