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2019年1月7日(月)

“辺野古賛成派とも運動を”

宜野湾 県民投票学習会で提起

 沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票の同県宜野湾市での実施を求める「2・24県民投票じのーんちゅ(宜野湾市民)の会」は市内で6日、沖縄大学の小林武客員教授を招いて学習会を行いました。

 市長が「県民投票は普天間基地を固定化させる」と述べて実施しない方針を示していることに、小林氏は「『固定化』という言い方で、『辺野古新基地を速やかに造れ』と要求をしている」ものだと指摘しました。

 小林氏は、県民投票反対の市政与党市議や市長らについて、「辺野古新基地に賛成する運動ではなく、県民投票そのものをつぶす暴挙に出た。地方自治破壊の最たるものだ」と批判しました。

 市長らの暴挙が「論点を辺野古の賛否を問うものから、有権者全員の投票権を侵していいのかという民主主義的課題に変えた。彼らは大きな落とし穴に落ちた。私たちは辺野古に賛成の人も含めた運動をしないといけない」と強調しました。

 小林氏は「(運動の)主戦場は街頭での訴え、膝を交えた小集会、市長や市議のリコール署名などの政治戦だ」とし、「訴訟は副次的なたたかいとして、首長の不法行為を訴える大きな意味を持つ」と語りました。


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