しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年12月24日(月)

沖縄・宮古島市 民意示す権利守れ

新基地問う 県民投票求め集会

写真

(写真)「頑張ろう!」と三唱する集会参加者=23日、沖縄県宮古島市

 沖縄県宮古島市の下地敏彦市長が、来年2月24日の同県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票を宮古島市では実施しない方針を表明した問題で23日、県民投票の実施を求める集会が市内で開かれました。参加者は、投票の権利を守り、市長に方針を改めさせるために全力を挙げる決意を固め合いました。

 集会は、県議や日本共産党含む市政野党市議、市民でつくる「県民投票実現!!みゃーくの会」が主催。みゃーく(宮古の意)の会は、18日に市議会が投票実施のための予算を削除する議決を行い、下地市長が「議決を尊重して対処する」とコメントしたことを受け、19日に緊急に結成しました。

 会の共同代表の奥平一夫前県議は、県民投票には新基地建設を強行する安倍政権に対抗する大きな力があることを強調。「民主主義を踏みにじる勢力に対するたたかいを、全力で取り組んでいこう」と呼びかけました。

 参加者一同は、下地市長に届ける決議を採択。決議では、下地市長の方針は、投票事務は市町村が処理すると定めた県民投票条例や地方自治法に違反し、「直接民主制を否定する」と指摘。市長や市議会に「私たちの権利を奪う権限はない」として、速やかに投票できるようにすることを強く求めています。

 参加した女性(38)は「民意を問うことの大事さを忘れた市長や市議会を残念に思う。そうならば市民が声を上げなければいけない」と語りました。


pageup