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2018年12月18日(火)

辺野古 作業を加速

市民ら「違法工事やめろ」

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(写真)K9護岸に接岸する台船「8」=17日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄防衛局は17日、沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立て土砂を搬出する同市安和(あわ)の琉球セメントの桟橋と、土砂を搬入する辺野古の米軍キャンプ・シュワブの両方で作業を加速させました。市民らはプラカードを掲げ、「違法工事をやめろ」の声を上げました。

 同桟橋では、午前7時35分から11時まで運搬船「日和丸」に土砂を積む作業が行われました。午後も0時50分から3時20分まで運搬船「第二十八旭丸」に、3時25分から運搬船「第二藤進」に、それぞれ土砂積み作業が行われました。

 辺野古沿岸域では午前9時前、土砂を積んだ台船「31」が姿を現しました。これは6日に安和の桟橋で土砂を積んだ船です。

 午前10時すぎ、辺野古沿岸域に停泊していた台船「8」が桟橋に接岸。ダンプトラックが乗り込んで来て土砂を次々陸揚げしました。この土砂は15日、「第百三十六伊勢丸」から「8」に移し替えられていたものです。

 同時刻、運搬船「第八そうほう丸」が台船「駿河」に横付け、夕方までに土砂を「駿河」に積み替えました。

 17日、辺野古で「8」が陸揚げした土砂と、「第八そうほう丸」が「駿河」に移し替えた土砂は、県赤土等流出防止条例に違反する恐れのあるものです。

 抗議船船長の木佐美祥治さん(69)は「県が指摘した土砂を、まったく無視して搬入した。無法に無法を重ねる国は許せない」と語りました。


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